難儀なものでして、下手なモノを書くと、寄ってくるようで、
百物語とか、夜中に話すと、寄ってくるってのが定番ですが、
書いてても寄ってくるとは・・・。
今回は、生ものがテーマで、生霊のお話を書いてたんですけど、
改めて読み返すと、寒くなりますわ。
ここ最近、この手をまとめてると話をした方が、
遭遇譚の多い方で、見るし祓えるしと、ネタの宝庫だったので、
仲良くしてる訳ですが、先日もこんなネタを頂いた。
その内どこかで、書くだろうけど、まぁ、こっちで小出しを。
彼が相談を受けた話です、知人の紹介で来た方、Aさんとしましょう。
Aさんは、傍目にも格好良い、二枚目の男。
毎日誰かに見られてると、外だけでなく、家の中でも、
誰かに常に見張られてると、それも、冷たい視線だと。
話を一通り聞いた彼が一言。
彼女嫉妬心強くない?と。
しかし、Aさんに、特定の彼女は居ないと。
(不特定多数は居そうだよなぁ・・・と思うんだが。)
そして、特に背筋の冷たくなる視線の後には、必ず携帯に、
非通知で電話が掛かってくると言う。
相談を受けてる時も、不意に、Aさんの携帯が鳴った。
Aさんは青ざめた顔で、彼に携帯を見せた。
彼は、あぁ、生霊かと思ったと言う。
Aさんの携帯に、包み込む様に、少しぽっちゃり目の、
長い髪の女性が見えたと言う。
そこで、Aさんに何気なく聞いてみた。
Aさんは、心当たりがあるようだったが、話を濁したので、
彼は、相手にするだけ無駄と判断したようで、
Aさんへ、これは貴方の起こした問題だ、自力でなんとかしろ!と、
伝えたら、彼の元から去ってった、去り際にAさんは、
「どこの霊能者に行っても、答えはいつも同じなんだよな。」と。
彼も、やっぱりなぁと。
紹介をした知人に連絡すると、やはりと言うか、
女性にだらしない、女性を金づるとしか思わない、そんなタイプらしく、
泣き寝入りしてる人が多々いるらしい。
最後に、彼は言ったよ。
携帯には、その女性だけだったけど、Aさんね、周りに凄い数の、
女性と男性の生霊と幽霊纏わり付いてたよって、
敢えて教えること無いしね、ってさ。
黒焦げなのも見えたらしいから、自殺した人も居たかもねと。
こんな話を提供してくれる人も増えたので、
これからは、ちょこっとづつ、小出ししていきます。
もちろん、私の体験も含めてね。
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